リーダーシップとフォロワーシップ

従来は、一般的に、組織の良し悪しはリーダーによって決まるという考え方が強く、組織は優秀なリーダーの到来に期待し、その発掘に力を注いできたからである。

これに対し、フォロワーは、リーダーの対比語として、単なるリーダーの指示に従って行動する人ととらえられていた観がする。

リーダーシップに関する本は沢山あるが、フォロワーシップに関する本は少ない。

私が、自分の経験に基づく、私流の“フォロワーシップ”を書こうと思ったのは、フォロワーシップは、今はまだ、チラホラ聞く程度であるが、近い将来、リーダーシップと同じくらい注目されるようになると確信したからである。

なぜなら、日本社会はバブル崩壊後約20数年間続いた暗いトンネルから抜け出そうと一筋の光を求め、変革を模索しており、その最中に起きた東日本大震災を契機に「人の絆を大切にする」とか「様々な人の価値観を認める(ダイバーシティ)」という社会(組織)に変わろうとしている。

このような変化に対応するには、従来のリーダーシップ型組織には限界があり、フォロワーシップ型組織が求められると考えるからである。


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